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大塚信頼のブログ


by nobuyori_1
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評価する人、される人

ある人がモナリザの絵を観て言った。
「下手くそな絵だなあ」

この人は、モナリザの絵を評価して、得意になっているのかもしれない。
が、そのように語った瞬間、実はこの人が周囲に評価されてしまうことに気づいていない。
この人がモナリザの絵を「下手だ」と評価した瞬間、この人はこの絵を観ることのできる目をもっていない人だと烙印を押され、評価されてしまうのである。
恐ろしいことである。

私も借りた本について、「大した本ではない」と評価し得意げになったことがあった。
後で考えて、謙遜でなかったと反省した。
誰からも学ぶ謙遜さを持つべきだった。

大川牧師の説教を聞いて、大した話ではないと言った人がいた。
その人の言い分もわかる。
でも、その話の内容の価値というものをどれだけ理解した上で、評価しているのだろう。
私たちは簡単に人を評価できるものなのだろうか。

考えてみれば評価するということは、大変なことである。
それを観る目のある人だけが、正しい評価をくだすことができる。

「人を裁くな、自分が裁かれないためである」(マタイ7:1)
肝に銘じておきたい言葉である。
by nobuyori_1 | 2010-03-05 07:56 | 最近教えられたこと | Comments(0)