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伝道 再考察

内村鑑三先生の本を読んでいて私の中の伝道論がくつがえされてしまったc0193512_1043025.jpg
内村先生は「普遍的救済説」といって
神はキリストによって人類すべてを救ってくださったと信じる立場に立つ方である
私はその説を十分に理解し得ていないが、示唆に富むことが書いてあった

聖書から言えば、全人類の罪は既にキリストによってすでに永遠に取り除かれている
伝道とはその事実を伝えることである
つまり、これから悔い改めれば罪が取り除かれるとか
神の怒りから救われるというのではない
既にキリストによって罪が取り除かれたことを伝えるのである

ではなぜ伝道する必要があるのだろうか
  既に与えられている救いを人間の側が自分のものとするためである
  人は悔い改めることによって、救いを自分のものとすることができる

 豊かな資産をあたえられているのに、その事実を知らず貧しく暮らしている友人がいたら
 豊かな資産が与えられている事実を伝えずにいられようか
 というのだ

嘆くべきことは、その人が救われていないことではない
救われておりながら、自分は救われない、救われていないと信じていることである

伝道は説得ではない 道徳の教授でもない
そう思うから伝道がはなはだ困難なものになる
ただ既に与えられた救いを、自分のものとして認めてもらうことである
だから、伝道はいとも容易なことである

あなたが伝道の熱心さが薄いのは
あなたの正義感が薄いからではない 道徳観が薄いからでもない
心がかたくなだからではない
あなたが神の恵みを知る程度が浅いからである
人に神の怒りを伝えるのであれば、それこそ辛いことだろう
しかし、伝道は神の愛を伝えるのである
神がなしてくださった救いを伝えるのである
これほど楽しいことはないはずでないか

詩人が美しいものを見ると、歌わずにはいられないように
私たちはキリストによる救いを人々に語らずにはいられないのである

「内村鑑三・神学思想選」(野上寛次編 けやき出版)p157~170を参考


 
by nobuyori_1 | 2010-05-06 10:47 | 最近教えられたこと | Comments(0)