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天に一人を増しぬ

昨日、鶴川北教会でなされたT先生のお父様の葬儀で知った詩である

家には一人を減じたり
されど天に一人を増しぬ


奥さんの葬儀のとき、牧師が読んだこの詩によって
私も天に加えてもらいたいと、11年前、ご主人は信仰を持って洗礼を受けられた。
本当に感動的な葬儀だった

その原文をここにのせる

「天に一人を増しぬ」

家には一人を減じたり、
 楽しき団欒(まどい)は破れたり。
 愛する顔 平常(いつも)の席に見えぬぞ悲しき。
 されど天に一人を増しぬ、
 清められ救われ全(まつと)うせられしもの一人を。

 家には一人を減じたり、
 帰るを迎うる声一つ見えずなりぬ。
 行くを送る言(ことば)一つ消え失せぬ。
 分かるることの絶えてなき浜辺に、
 一つの霊魂は上陸せり。
 天に一人を増しぬ。

 家には一人を減じたり、
 門を入るにも死別の哀れに堪えず、
 内に入れば空しき席を見るも涙なり。
 されどはるか彼方に、我らの行くを待ちつつ、
 天に一人を増しぬ。

 家には一人を減じたり、
 弱く浅ましき人情の霧立ち蔽(おお)いて、
 歩みも四度路(しどろ)に眼もくらし。
 されどみくらより日の輝き出でぬ、
 天に一人を増しぬ。

 実(げ)に天に一人を増しぬ。
 土の型にねじ込まれて、
 キリストを見る眼も暗く、
 愛の冷ややかなる此所(ここ)、
 いかで我らの家なるべき。

 顔を合わせてわが君を見奉(みたてまつ)らん、
 彼所(かしこ)こそ家なれまた天なれ。地には一人を減じたり、
 その苦痛、悲哀、労働を分かつべき一人を減じたり、
 旅人の日毎の十字架を担うべき一人を減じたり。
 されど贖(あがな)われたまいし冠を戴(いただ)くべきもの、
 一人を天の家に増しぬ。

 天に一人を増しぬ、
 曇りし日もこの一念に輝かん。
 感謝讃美の題目更に加われり、
 われらの霊魂を天の故郷に引き揚ぐる鏈(くさり)の環
 更に一つの輪を加えられしなり。
 家には一人を増しぬ、
 分かるることの断えてなき家に、
 一人も失わるることなかるべき家に。
 主イエスよ、天の家庭に君とともに坐すべき席を、
 我らすべてにもあたえたまえ。

原文 Sarah Geraldine Stock 訳 植村 正久

by nobuyori_1 | 2012-01-14 14:11 | 最近受けた恵み | Comments(0)