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愛されるために生まれたのにね

たかし君の中学校はお弁当だった
たかし君はみんなで食べるお昼の時間を楽しみにしていた
でも、みんなお母さんの手作り弁当であることに気づいたとき、とっさに自分のもってきたコンビニ弁当を隠した
それからは毎日、お昼の時間は地獄の時間になった

あるとき、耐えられなくなったたかし君はお母さんに頼んだ
「ぼく、お母さんのお弁当食べてみたい。作ってくれる?」
優しいたかし君の精一杯のお願いだった
「何言ってるの、お母さんは忙しいのよ。コンビニ弁当はたくさんの種類があるし、お母さんの弁当よりよっぽどましだと思うわ。そのうちにみんなもやがてコンビニ弁当になるわよ」

2学期が始まって間もなく、たかし君は学校に行かなくなった。
そしてしだいに家庭内病力が始まった。
彼は今年19歳になった。
もう5年も家庭内暴力が続いている。
部屋に閉じこもって、母親に怒鳴ってこういう
「俺に弁当作ってここに持ってこい!」

   内越言平

佐々木正美先生はいつも教える、
”お母さんは子どもにご飯を通して愛情を表して欲しい”と

なんともせつなくなるタイトルの本
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「愛されるために生まれてきたのにね」
私は今、先日亡くなられた内越言平先生の著書を新たに手にとって読んでみている

今日帰りのバスの中、何度も読むのが止まり、涙を流した
こんなの久しぶりだ
虐待をうけた子どもたちの涙と実話の数々
虐待は身体のものだけではない、精神的なものこそ虐待だ・・

今まで何万の子どもたちと触れ合ってこられた内越先生が、今のひどい大人の実態と子どもの悲劇をしってほしいと、たくさんの子どものエピソードが書かれている
読みやすく、心に響く本だ

内越先生が実存をかけ、子どもたちのために動いていたのはなぜなのか、今この本を通して思い返している・・
by nobuyori_1 | 2012-04-26 05:21 | 最近受けた恵み | Comments(0)