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「なぜ」と問わない

c0193512_2161830.jpg山浦玄嗣先生が『「なぜ」と問わない』という本を書かれました。
著者の山浦先生は岩手県大船渡市在住の医師であり、聖書の四福音書を気仙地方の方言(ケセン語)に翻訳された先生として有名なお方です。
東日本大震災では自ら被災し、不十分な医療環境の中で、医師として何千人もの患者さんを見守り、その話に耳を傾け、一緒に泣いてこられました。
震災後、間もなくして、たくさんのメディア記者が先生を取材に来られました。

その時、最も多かった質問が、
「東北の人たちのように実直で勤勉で立派な人々が、なぜこんな目に遭わなければならないのか。神さまはこういう人たちを、なぜこんなむごい目に遭わせるのか。あなたは信仰者としてどう思いますか?」ということでした。
先生はその質問に驚き、怒りが込み上げてきたそうです。

驚きました。そんなことは夢にも考えたこともなかったからです。
考えたこともないことに返事をしろなんて、全く途方にくれてしまいました。
ところがどういうわけか、来る人来る人みんな同じことを尋ねるのです。
そのしつこさに、だんだん腹が立ってきました。・・・・・・

それで、同級生仲間と何人かで集まったときにその話をしてみました。
「いや、こういうわげでな、おれ、困ってんだども、お前だぢァそんたなごどォ考えっか?」  
聞かれたその友だちも怒りだして言うんです。
「気仙衆ァネズミだってそんたなごどォ考えねァ」 それでみんなで考えました。
「とにかぐ東京がら来る人だぢァ判で押したように同しこどォ語る。なしてだべな?」 
そして出た結論は、「暇だがらでねァが?」でした。

われわれは忙しくてそんなこと考えている暇はない。
今は生きることで大変なのです。 



「なぜ」「なんのために」そのように問うことよりも、私たちがその状況下で神様の御心を行っていく・・
その中からそのことの意義が知らされていくのでしょう。

町田カルバリー 家の教会 週報のコラムより
by nobuyori_1 | 2013-11-02 21:10 | 週報のコラム | Comments(0)