大川従道牧師 ”はみ出し者でも大丈夫”
2014年 01月 07日
いろはのは
はみ出し者でも大丈夫
私の拙本に『生き方下手でも大丈夫』というヒット作がある。聖路加国際病院の
日野原重明先生の名著「生きかた上手シリーズ」が何百万冊も売れているのに、私
の売れは三千冊です。(下手はヘタと読み、したてとは読みません。上手もうわて
とは読みません。それでは力士の世界になってしまうからです。お芝居などのステ
ージは、しも手、かみ手と呼びます。台本に「下手」とあって、謙遜に「したて」
に出るのかと勘違いした若い頃がなつかしい)。
「上手」とか「下手」とかは、だれが決めるのか。神さまは「私の目には、あな
たは高価で尊い。私はあなたを愛している」と言われています。人の評価が「上・
下」でも、「優・良・可」でも、神さまの愛の評価は変わりません。神さまは、私
たちを見捨てたり、リストラしたりなさいません。
しかし、「はみ出し者」はそれなりに、「下手組」もそれなりに、主に仕えるよう
に人に仕えてほしいと願っておられます。
マタイの福音書二五章にあるように、五タラントの人がイバル必要もなければ、
一夕ラントの人がヒガムこともありません。問題は、地に隠して、与えられた賜物
を用いないことです。
だれでも用いられます。病人でも、障害者でも、老若男女を問わず必ず用いられ
ます。むしろ「はみ出し者」を神さまは愛され、半端者に期待し、特別にえこひい
きされて、「それどころか、からだの中で比較的に弱いと見られる器官が、かえっ
てなくてはならないものなのです」(Iコリント一二・二二、二三)とおっしゃるのです。
世界中で最も見劣りのする教会は、日本の教会でしょう。これから、この教会も、
最も麗しい群と成長していくでしょう。主に感謝!!
大川従道著 週報コラム「足の裏」より
by nobuyori_1
| 2014-01-07 10:31
| 大川従道著 足の裏
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