999ピースのパズル
2017年 09月 03日
ある宣教師が、趣味のジグソーパズルに取り組みました。千ピースの富士山のパズルです。
やっとの思いで完成したと思ったら、なんと1ピースが足りないのです。
失くしたのか、元々入っていなかったのか。富士山の頂上部分でした。
しかし、ここまでやったのですから、糊を張って額縁に入れて飾ったそうです。
ある日、友人が訪ねてきました。その友人は、飾ってあるパズルを見た途端に「おかしい、これは変だ。1ピースが足りない!」と言ったそうです。
友人は、999ピース有る、ということではなく、1ピースが無い、ということに目が向いたのです。
わたしたちは、有るものより、無いものに目が向きやすいものです。
でも、見方を変えると999ピースもあるのです。そして、無い無いと言っている残りの1ピースは、実は自分自身の心なのかもしれません。
自分を捧げるとき、この絵は完成するのです。
「家族に『神のかたち』を取り戻そう」より抜粋 一部改あり
「神である主は仰せられた。『人が、ひとりでいるのは良くない。わたしは彼のために、彼にふさわしい助け手を造ろう』」(創世記2の18)。
「助ける」という単語は、ヘブル語の意味は、男性の下位のことではなくて、力強い能力を表わす言語である。
もし結婚初期から自分が夫の足りない面を助けるという覚悟があったなら、結婚生活は多くの面で変わってくるでしょう。
即ち、助け手としての役割をしっかりと果たすためには、まず夫のことをよく知らなければなりません。
夫の足りない点、弱い面を把握する必要があるのです。それらを指摘し、非難し、不平を言ったりするためではなく、それらの面で積極的に補完するためです。
たとえば、夫がスケジュールや約束などよく忘れがちな人であれば、妻がメモしておいて教えてあげます。
忙しくて本を読む時間が足りなければ、代わりに読んで要約し、伝えてあげます。
服のセンスがなければ、コーディネートをしてあげ、素敵な夫を演出してあげます。家事をよくこなすことも、立派な助け手としての働きです。
もうひとつの助け手の役割は、慰めと励ましです。女性の強みは、慰める能力です。
時には母のように、時には姉のように、時には親友のように、妻がそばで勇気を与えるなら、夫はさらに発展し、成長するでしょう。etc。
リビングライフ 10月号より イ・キボク女史
*詳しくはリビングライフ7月号の10頁あたりをお読みください。
夫も妻の欠けを補うために存在しています。人間関係は相補関係なのですね。