世界標準の子育て
2017年 09月 15日
「世界標準の子育て」(船津徹著・ダイヤモンド社)は、子育て中の方にお勧めの本です。
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アメリカ、中国などで英語教育に携わり4,000人を輩出してきた著者が、世界で行われている子育てから、これからの時代の子育ての基準を打ち出したものです。
著者は、「自信」「考える力」「コミュニケーション力」の3つを育てることがグローバル化の時代を生き抜く条件だといいます。
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お隣の韓国はいち早くグローバル化に巻き込まれた国。
2000年代に入り、サムスン電子、LG電子、現代自動車など、財閥系企業がグローバル化の後押しを受けて、短期間で世界企業へと躍進。
一方、このグローバル化に乗り遅れた若者たちは切り捨てられ、多くの若者が失業し不満がたまります。
教育熱心な韓国人は子どもの教育のため家族でアメリカ移住をするようになりましたが、ハーバード大学、イェール大学などアメリカのトップ大学に通う韓国人学生のうち44%がドロップアウト(途中退学)してしまいました。今まで勉強で負けたことがなかった彼らは、初めて自分より優秀な人間と出会い挫折を経験。
それを乗り越える強い心が育っていなかったからであると分析しています。
そして、日本も今後20年、確実に急速なグローバル化の波に飲まれていくと書かれています。
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この本を通して考えさせられたことは、「世界標準の子育て」には「世界標準の価値基準」が必要だということ。
様々な価値観と情報が入り混じる多様化した社会で、時代や国を超えて変わらない確固とした価値観が土台になければそれは難しい。
そして世界のベストセラーである聖書こそ「自信」と「考える力」と「コミュニケーション力」を育む世界標準の子育ての土台です。
「読書百篇意自ずから通ず」ということわざがあります。
難しい文章でも、繰り返し読んでいると意味がわかってくるという内容ですが、この度文字通り聖書を100回読んだ兄弟(K.E.)が大和カルバリーにおられます。
「これからは回数を目標とすることなく、ゆっくり味わいながら読もうと思う」、と書きながら、年4回のペースで読むそうだから驚きもの。
良書は読めば読むほど味わい深くなるというが、聖書はその最たるものです。
少しでもその恵みにあやかりたいと思います。
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