「恩返し」よりも「恩送り」
2019年 03月 02日
3月から倉知契先生が瀬戸に越されるので、大和での礼拝説教としては最後になります。
倉知先生の優れた説教から毎月たくさんの恵みを受けてきましたが、先月の説教の中で語られた「恩送り」の内容が私の心に響いています。
しかし、幸せになるのはいつまでも二人だけです。
それは広場でバレーボールをするようなものです。トスを受けた人は送ってくれた人に返すのでなく、他の人にトスをします。そしてその輪はどんどん広げられていくのです。
教会で受けた恵みを、いつも同じ人に返すのではなく、まだ送ったことのない別の人に送りましょう。
それによって神様の恵みはその地域に広げられていくのです。
「恩返し」よりも「恩送り」。それがキーワードです。
「恩送り」の思想は、古く江戸時代からあった思想で、生の連鎖を生み出します。
「恩返し」では相手に返さなければいけない義務感を与え、負担を感じさせてしまいます。
「恩送り」では、相手は受けた恵みをそのまま別の人に流せばよく、負担を感じさせません。
(恩をくれた人に感謝は表すべきですが。)
イエス様は言われました。「人によくしてやり、また何も当てにしないで貸してやれ。」(ルカ6:35)。
イエスの私たちへの願われる生き方は「恩送り」です。
見返りを求めず、神様からの恵みを、別の人に送りましょう。
私の視点を変えてくれた、大ヒットメッセージです。